「日本のグループ、今回もえぐくない…?」
2025年12月5日、ワシントンD.Cで行われた組み合わせ抽選会の結果を見て、そう感じたサッカーファンも多かったはず。
日本代表が入ったのはグループF。相手は世界ランク7位のオランダ、アフリカ予選を失点ゼロで勝ち抜いたチュニジア、そしてまだ決定していない欧州プレーオフB勝者という顔ぶれ。
「また厳しいグループかよ…」という声も聞こえてきそうだけど、ちょっと待ってほしい。
このグループ、ちゃんと分析すれば突破できる可能性は十分ある。
この記事では、グループFの全体像から各対戦相手の特徴、試合日程・キックオフ時間(すべて日本時間)、そして日本が突破するための現実的なシナリオまで、丸ごと解説していく。
📌 この記事でわかること
✅ グループFの対戦相手と試合日程(日本時間)
✅ オランダ・チュニジア・欧州PO勝者の特徴と注目選手
✅ 日本代表がグループ突破するための3つのシナリオ
✅ 今大会の新フォーマットで広がった突破チャンス
グループFの顔ぶれをおさらい
まずはグループFに入ったチームを確認しておこう。
| チーム | FIFAランク | 出場回数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 🇯🇵 日本 | 18位 | 8大会連続8回目 | ベスト8を狙う欧州組揃いのアジア最強 |
| 🇳🇱 オランダ | 7位 | 2大会連続12回目 | 個の能力が高い欧州の超強豪 |
| 🇹🇳 チュニジア | 41位 | 3大会連続7回目 | アフリカ予選を失点ゼロで突破した守備の鉄壁 |
| 🏴 欧州PO-B勝者 | 未定 | 未定 | ウクライナ・スウェーデン・ポーランド・アルバニアの勝者 |
欧州プレーオフBは3月31日に最終決戦が行われ、その勝者がグループFに加わる。「誰が来るか」によって日本の戦い方も変わってくるので、各チームについては後ほど詳しく解説する。
日本代表の試合日程・キックオフ時間【日本時間】
まず最重要情報、試合日程をチェックしよう。すべて日本時間で表記する。
⚽ 第1戦|vs オランダ
📅 2026年6月15日(月)午前5:00 キックオフ
🏟️ 会場:ダラス・スタジアム(アメリカ・テキサス州)
いきなり朝5時という鬼の時間帯。前日から気合を入れて見るか、録画して出勤前に確認するか…サラリーマンサポーターには地味にキツい時間帯だ。でも、それがW杯ってもんですよね。
⚽ 第2戦|vs チュニジア
📅 2026年6月21日(日)午後13:00 キックオフ
🏟️ 会場:エスタディオ・BBVA(メキシコ・モンテレイ)
日曜日の昼13時!これは最高の時間帯。家族でわいわい見るもよし、友達と集まるもよし。グループ突破を左右する超重要な一戦だ。
⚽ 第3戦|vs 欧州プレーオフB勝者
📅 2026年6月26日(金)午前8:00 キックオフ
🏟️ 会場:ダラス・スタジアム(アメリカ・テキサス州)
朝8時。金曜日だけど早起きして見る価値あり。グループ突破がかかった、ある意味で最も大事な一戦になる可能性が高い。
対戦相手① オランダ代表を徹底分析
グループFで日本の最大の難関となるのが、初戦のオランダだ。
オランダってどんなチーム?
FIFAランキング7位のオランダは、ヨーロッパでも屈指の強豪国。1974年・1978年と2大会連続でW杯決勝に進出し、2010年南アフリカW杯でも決勝まで進んだ伝統のある国だ。2022年カタールW杯ではベスト8まで進出しており、今の代表チームには若い才能も揃っていて勢いに乗っている。
注目選手3人をチェック
🔴 フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
言わずと知れた世界最高クラスのCB。196cmの体格を活かした空中戦と対人守備は世界トップレベル。実は遠藤航の同僚でもある。日本の前線がこの選手をどう攻略するかが最大のカギ。
🔴 フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
中盤の展開力はヨーロッパでも一流。ボール保持からの攻撃構築がオランダの生命線で、彼を自由にさせないことが守備の最重要課題になる。
🔴 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
カタールW杯でも活躍した長身アタッカー。190cmを超える体格と技術を組み合わせた攻撃は要注意。日本の最終ラインが最も警戒すべき選手の一人だ。
オランダ戦に勝機はあるか?
正直に言う。オランダはめちゃくちゃ強い。でも「勝てない相手」ではない。
2022年カタールW杯では、日本はドイツ(当時ランク11位)とスペイン(当時5位)を連続で撃破してみせた。オランダ(ランク7位)相手にも、今の日本代表の実力と戦術眼なら「やってやれないことはない」レベルに来ていると思っている。
- 遠藤航・三笘薫・久保建英ら主力がフィットしていること
- 深い守備ブロックを作り、カウンターで勝負する戦術がハマること
- セットプレーで1点もぎ取れること
この3条件が揃えば、番狂わせは十分に起こりうる。
対戦相手② チュニジア代表を徹底分析
グループ突破を考えたとき「絶対に落とせない」のがこのチュニジア戦だ。
チュニジアってどんなチーム?
FIFAランク41位のチュニジアは、アフリカを代表する守備的なチームだ。2026年W杯のアフリカ予選では失点ゼロで突破という驚異的な守備力を見せた。「点が取りにくそう…」と思うかもしれないが、日本とチュニジアには実は嬉しい実績がある——2002年日韓W杯で日本が2-0で勝利しているのだ。
注目選手2人をチェック
🟡 ハンニバル・メイブリ(バーンリー)
チュニジア代表の若き司令塔。イングランドでプレーする中盤の選手で、チームの攻撃を組み立てる頭脳役。創造性と運動量を兼ね備えていて、放置しておくと厄介な存在になる。
🟡 エリス・スキリ(フランクフルト)
堂安律の同僚でもあるフランクフルトのアタッカー。フランス生まれのチュニジア系選手で、スピードとテクニックが武器。日本守備陣が最も警戒すべき選手の一人だ。
チュニジア戦の展望
チュニジアは守備が堅いだけに、ゴールをこじ開けるのは楽ではない。警戒したいのはカウンター。守備を固めてくる相手に前がかりになったところを突かれると危険だ。
三笘薫・久保建英の個人技や、セットプレーでの得点が突破口になりそう。とにかく「勝ち点3」以外は許されない一戦だ。
対戦相手③ 欧州プレーオフB勝者を分析
グループFの第3の相手はまだ決まっていない。3月31日に最終決戦が行われる。候補の4チームを簡単に見ておこう。
🇺🇦 ウクライナ(FIFAランク約29位)
戦争という困難な状況でも強さを保つチーム。ミハイロ・ムドリク(チェルシー)やルスラン・マリノフスキーなど攻撃的な選手を擁する。組織力と個人技のバランスが良く、日本にとっては最も厄介な相手かもしれない。
🇸🇪 スウェーデン(FIFAランク約30位)
フィジカルが強くセットプレーが得意な北欧スタイル。エースのアレクサンダー・イサク(ニューカッスル)が絶好調。高さと強さで押してくるスタイルは日本の守備には嫌なタイプだ。
🇵🇱 ポーランド(FIFAランク約25位)
ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)が引っ張るチーム。ただし代表チームとしてのまとまりはそれほど高くなく、レヴァンドフスキへの依存度が高い。彼を抑えられれば勝ち目がある相手だ。
🇦🇱 アルバニア(FIFAランク約65位)
4チームの中では最も格下とされる。ただし組織的な守備は侮れないし、W杯の舞台で「弱いチームなんていない」のは過去の大会が証明している。日本にとっては最も勝利を狙いやすい相手ではある。
💡 日本にとってのあたりくじ予想
やりやすい順:アルバニア > ポーランド > スウェーデン > ウクライナ
ただしどのチームが来ても「勝てない相手ではない」のが今の日本代表のレベル。3月31日の結果を待とう!
日本代表がグループF突破するための3つのシナリオ
今大会から出場国が32→48に拡大。各グループ上位2チームに加え、各グループ3位の中で成績上位8チームも突破できる新フォーマットになった。これは日本にとってかなりの追い風だ。
🥇 シナリオA:理想の展開(1位通過)
オランダに勝利(または引き分け)→ チュニジアに勝利 → 第3戦も勝利で1位通過。
カタールW杯でドイツ・スペインを倒した実績を持つ今の日本代表なら、可能性はゼロではない。オランダに勝てた日には日本中が狂喜するはず。
🥈 シナリオB:現実的な展開(2位通過)
オランダに引き分けか惜敗(1点差)→ チュニジアに勝利 → 第3戦も勝利で2位通過。
これが最も現実的なシナリオ。オランダとの初戦で勝ち点1を拾い、チュニジア・第3戦を連勝できれば2位突破は十分に狙える。
🥉 シナリオC:崖っぷちの展開(3位突破)
オランダに敗北 → チュニジアに勝利 → 第3戦も勝利で勝ち点6、3位。
勝ち点6でも他グループの3位成績次第では突破できる。今大会の新フォーマットの恩恵を活かすシナリオだ。ただし確実性を高めるには「2位以上」を目指すべき。
🔑 突破の絶対条件:チュニジア戦(第2戦)の勝利
どのシナリオでも共通しているのが、チュニジア戦に勝つこと。ここを落とすと突破の可能性は一気に低くなる。6月21日(日)午後1時のこの試合が、日本中のサッカーファンにとって最大のヤマ場になるだろう。
2026W杯・日本代表の現在地|グループ突破を支える戦力
欧州トップリーグで戦う選手たちの顔ぶれ
今の日本代表には、かつてでは考えられなかったほど多くの選手が欧州のトップリーグで活躍している。
- 三笘薫(ブライトン/イングランド):世界レベルのドリブルで相手の守備を切り裂く左ウイング
- 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン):スペインリーグで磨かれた技術とゲームメイク能力
- 遠藤航(リヴァプール/イングランド):世界最高峰リヴァプールの中核を担うボランチ
- 守田英正(スポルティング/ポルトガル):チャンピオンズリーグでも存在感を示す中盤の要
- 冨安健洋(アーセナル/イングランド):プレミアリーグ屈指の万能DF(怪我からの復帰目指す)
このメンバーを見れば分かる通り、今の日本代表は「アジアの強豪」を超えて「世界と真剣勝負できるチーム」に成長している。
課題は「絶対的ストライカーの不在」
一方で、長年の課題として挙がるのが「点を取る専門家=絶対的ストライカー」の不在だ。上田綺世(フェイエノールト)、小川航基(NECナイメヘン)がその座を争っているが、W杯本番に向けてどちらが名乗りを上げるかは注目ポイントの一つ。
怪我人続出という懸念材料
2026年3月現在、南野拓実のACL断裂、遠藤航の足首、久保建英のハムストリング、鈴木彩艶の手骨折と怪我のニュースが相次いでいる。ただしW杯本番は6月。それまでの3ヶ月で多くの選手が回復・復帰することが見込まれる。
3月の欧州遠征(スコットランド・イングランド戦)での各選手のコンディションが重要な判断材料になる。
開催地・スタジアム情報
🏟️ ダラス・スタジアム(アメリカ・テキサス州)
日本の第1戦・第3戦の会場。テキサス州アーリントンに位置する収容人数10万人超の巨大スタジアムで、屋根付き空調完備。テキサスの猛暑(6月で30〜35℃)の影響をほぼ受けずにプレーできる環境が整っている。選手にとってはかなり恵まれた条件だ。
🏟️ エスタディオ・BBVA(メキシコ・モンテレイ)
チュニジア戦の会場。メキシコのクラブ「CFモンテレイ」のホームスタジアムで収容人数は5万人超。標高約540mの高地にあり、気温も高め。日本代表のコンディション管理が重要になる一戦だ。なお日本代表のベースキャンプ地はアメリカ・ナッシュビルに決定している。
グループF突破のカギを握る「3つのポイント」
① オランダ戦で守備崩壊しないこと
初戦で大敗するとダメージが残り2試合に響く。「引き分け御の字、最悪1失点差の負けなら合格点」というメンタルで挑み、カウンターで1点を狙う戦い方が現実的だ。
② チュニジア戦で確実に勝ち点3
グループ突破の最低条件はチュニジア戦の勝利。守備的な相手に攻め続ける展開は日本が苦手とするシナリオ。精神的な強さも問われる一戦になる。
③ 主力が揃った状態でW杯を迎えること
遠藤航・三笘薫・久保建英の3人が揃えば、グループ突破はぐっと現実味を増す。3月の欧州遠征(vsスコットランド・vsイングランド)が本番前最後の大きなテストマッチ。ここでのパフォーマンスを見れば、W杯本番の展望がより鮮明になってくるはずだ。
まとめ:グループFは”突破できる”
- 日本はグループFでオランダ・チュニジア・欧州PO-B勝者と対戦
- 試合日程:6/15(月)5時 vsオランダ/6/21(日)13時 vsチュニジア/6/26(金)8時 vs欧州PO勝者
- 今大会から3位でも上位8チームに入れば突破できる新フォーマット
- チュニジア戦の勝利がグループ突破の最低条件
- 主力が揃えばオランダ相手にも番狂わせが起こりうる
「また死の組か…」と嘆くだけではもったいない。今の日本代表には、このグループを突破できるだけの力が確実に備わっている。
カタールW杯でドイツ・スペインを倒した興奮を、今度は北米の地でもう一度——。その最初の関門がグループFだ。6月15日の朝5時、一緒に早起きして応援しよう!
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