でも待ってください。逆の見方をすれば、これはJリーグで週末ごとに泥臭く戦ってきた国内組にとって、史上最大のチャンス到来でもあります。3月28日のスコットランド戦(グラスゴー)と3月31日のイングランド戦(ウェンブリー)。この2試合のメンバーに、Jリーグから誰がサプライズ招集されるのか?通勤スタジアム独自の視点で6選手を徹底予想します!
まず状況整理。代表の”穴”はどれだけ深刻か
Jリーグ国内組の予想に入る前に、現在の主力選手の状態を確認しておきましょう。これがいかに深刻かを知ることで、国内組が「代打」ではなく「本番のスターター候補」として招集される可能性がいかに高いかが見えてきます。
| 選手名(所属) | 負傷・状況 | 3月遠征への影響 |
|---|---|---|
| 鈴木彩艶(パルマ/イタリア) | 左手複合骨折 リハビリ中 | 2月末復帰目標も状態不透明。万全では望めない |
| 南野拓実(ASモナコ/フランス) | 左膝前十字靭帯断裂 長期離脱 | 3月招集は絶望。W杯本大会も危ぶまれる深刻な状況 |
| 遠藤航(リバプール/イングランド) | 右足首負傷 様子見 | 強行出場は回避が濃厚。精神的支柱の不在が痛い |
| 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) | 左ハムストリング重度損傷 | 3月中旬復帰見込みも、招集は慎重な判断になる |
| 町田浩樹(ホッフェンハイム/ドイツ) | 左膝前十字靭帯断裂 長期離脱 | 3月は全体練習合流が目標レベル。実戦出場は難しい |
| 冨安健洋(アヤックス/オランダ) | 右膝軟骨損傷・段階的復帰中 | フル稼働は不透明。プレー時間の管理が続く見込み |
| 鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド) | 右ハムストリング負傷からの復帰途上 | 復帰はしているが万全な状態ではない可能性 |
これを見るだけで「そりゃ国内組に出番が来るよ…」と納得しますよね。GKの正守護神が不在、守備の中軸が2人ACL断裂、攻撃の2トップが揃って離脱。ここまで重なると、もはや「Jリーグの選手で代表を組む」というシナリオが現実的な対応策になってきます。
招集予想6選手を徹底解説!
ここからが本題。ポジション別に、3月の欧州遠征でサプライズ招集される可能性が高いJリーグ国内組の選手を予想していきます。選定基準は①今シーズンのJリーグでの実績②過去の代表招集歴③3月遠征で空いている「ポジション的な穴」への適合性の3点です。
正直、これはもう「サプライズ」ではなく「ほぼ確定」枠に近いんですが、鈴木彩艶が骨折で状態不明な今、誰が正GKとして3月のウェンブリーに立つか。その最有力候補が鹿島アントラーズの早川友基です。
2025年シーズンは鹿島の正守護神としてリーグ全試合に先発し、安定感と存在感を発揮。すでに2025年9月のアメリカ遠征(vsメキシコ・vsアメリカ)や10月のキリンチャレンジカップでA代表に招集されており、「国内組の代表候補」というレベルを超えて、代表の一員として完全定着しつつある選手です。
シュートストップの確実性はもちろん、クロス対応でのペナルティエリア内での判断力、そしてビルドアップに参加する足元の技術も高い。イングランドのハリー・ケインが放つ豪快なシュートや、スコットランドのロバートソンが供給する高速クロスへの対応という意味でも、今の鹿島で日々磨かれている守備感覚は十分に通用するはず。
GKは遠征に3人連れていくのが通常です。鈴木彩艶の状態にかかわらず、早川の次のGKとして最有力なのが広島の大迫敬介。アジア最終予選でも代表入りしており、チームでのコンスタントなパフォーマンスは折り紙付き。
大迫の最大の武器は「崩れない安定感」です。ハイボールやクロスに対して落ち着いてポジションをとり、ビッグセーブがなくても90分を通じてミスを出さない。欧州の強豪相手に本番に近い雰囲気の試合を経験させる意味でも、今の代表に必要なGKプロフィールにぴったりです。
ここが今回の記事で個人的に最もプッシュしたい選手!柏レイソルのキャプテン的存在、古賀太陽です。2025年シーズンは3バックの中央としてJ1全38試合フル出場という圧倒的な安定感を示し、J1ベストイレブンに選出されました。
代表歴は2019年のE-1選手権まで遡りますが、その後も継続的に代表スタッフの視察を受けてきた選手。センターバックとして3バックへの適応力が高く、184cmの体格を活かした空中戦の強さは、スコットランドのフィジカル爆撃に対してまさに必要とされる武器です。
特に注目したいのはカバーリング範囲の広さ。2025年の柏では両ウイングバックが積極的に攻め上がる戦術上、古賀が「1バック」状態になる場面も多く、広いエリアを1人で守る能力が鍛えられています。これはイングランドのベリンガムやサカの突破に対して、チームのラインを維持しながら個人でも対処できるという意味で非常に重要な能力です。
町田浩樹のACL断裂で空いた左センターバックの穴。フルシーズン試合に出続けて対人能力・空中戦・ビルドアップすべてで証明済みの古賀は、最も説得力のある代役候補です。
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ、190cm超えの大型DF。FC町田ゼルビアのリーグ戦レギュラーとして活躍し、2025年シーズンはJ1ベストイレブンを受賞。すでに2024年のアジア最終予選メンバーへの初招集、2025年E-1選手権(国内組のみ)での代表キャップ獲得と、着実にステップアップしています。
彼の最大のストロングポイントは圧倒的な体格とフィジカルの強さ。スコットランド戦でロバートソンのクロスをどう処理するか、マクトミネイのパワープレーにどう対応するかという場面で、日本代表に絶対的に不足していた「体を張れるDF」として機能します。
ただ、まだ国際経験は限られています。でもそれ、逆に言うと「欧州の強豪相手でも伸び伸びとプレーできる怖いもの知らず」とも解釈できる。代表スタッフも2024年にいち早くマークしていた選手であり、3月の招集は十分にあり得るシナリオです。
これは正直サプライズというより「Jリーグ国内組の筆頭格」として予想します。2022年カタールW杯経験者の相馬勇紀が、2025年シーズンに圧倒的な活躍で代表復帰を確実にしました。J1全シーズンで2桁近い得点+アシストの二桁貢献、J1ベストイレブン受賞、さらにACLEでも存在感を示しています。
2025年11月には欧州組込みのA代表メンバーとして招集(vsブラジル・vsパラグアイ)されており、もはや「国内組だからサプライズ」という枠を超えた選手です。左サイドからの鋭い仕掛けと高精度のクロスは、南野拓実・久保建英が揃って欠ける今の攻撃陣に明確に欠けている「個で剥がせる選手」としての役割を担えます。
本人も「W杯に出るだけでなく、活躍できる選手になりたい」と公言しており、強い意欲でシーズンに臨んでいます。スコットランド・イングランド相手にJリーグで培ったドリブル突破がどこまで通用するか、絶好のアピールの機会です。
最後の枠は「本物のサプライズ枠」として谷晃生を推します。FC町田ゼルビアで正守護神を務め、2025年シーズンもクラブのビッグクラブ相手の奮闘を支えてきたGK。パリ五輪世代(U-23)のキャプテンを務めた経験も持ち、世代を引っ張るリーダーシップがあります。
代表では2023年のキリンチャレンジカップなどで招集歴はあるものの、出場機会は限られてきた。しかし今回のような「GKの人材不足」という緊急事態においては、安定したクラブパフォーマンスを続けている谷の招集は十分現実的です。
「3枚目のGKは若手に経験を積ませる場」という発想で森保監督がチョイスするなら、パリ五輪世代のキャプテン格として谷晃生を選ぶシナリオは大いにあり得ます。早川・大迫と合わせた3GKのうちの1枚として計算できる選手です。
そもそも対戦相手はどれほど強いのか
イングランド代表(FIFAランク4位)はトーマス・トゥヘル監督のもとでW杯欧州予選を8戦全勝・全試合無失点という歴史的快挙で突破。ハリー・ケイン(バイエルン)、ブカヨ・サカ(アーセナル)、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)という超豪華攻撃陣を擁し、日本との過去の対戦成績は0勝2敗1分。サッカーの聖地ウェンブリーで日本代表が挑むのはそれだけで価値のあるテストです。
スコットランド代表(FIFAランク36位)は28年ぶりのW杯出場を決めた勢いそのまま、親善試合でも全力モードでくることが確実。アンドリュー・ロバートソン(リバプール)の左サイドからの爆撃とスコット・マクトミネイ(ナポリ、セリエAMVP級の活躍)の中盤支配力は本物です。遠藤航という防波堤が不在の中、このフィジカル勝負をどう乗り越えるかが試されます。
「欧州組だけでも難しい相手」に対して国内組も加わった混成メンバーで挑む。ピンチをチャンスに変えるのが日本代表の真骨頂、そのドラマの舞台として2試合は申し分ありません。
招集予想まとめ一覧
| 選手名 | 所属クラブ | ポジション | 埋める役割 | 招集確率 |
|---|---|---|---|---|
| 早川 友基 | 鹿島アントラーズ | GK | 鈴木彩艶不在・正守護神候補 | 93% |
| 大迫 敬介 | 広島 | GK | 第2GKとしての安定したバックアップ | 82% |
| 相馬 勇紀 | FC町田ゼルビア | MF/FW | 南野・久保不在の攻撃牽引役 | 88% |
| 古賀 太陽 | 柏レイソル | DF | 町田浩樹ACL断裂でのCB再建 | 70% |
| 望月 ヘンリー海輝 | FC町田ゼルビア | DF | フィジカル不足を補う長身CB/SB | 65% |
| 谷 晃生 | FC町田ゼルビア | GK | 第3GK枠・パリ五輪世代の経験積み | 55% |
通勤中に見逃し配信で観るおすすめポイント
スコットランド戦は日本時間3月29日(日)の深夜2時、イングランド戦は4月1日(水)の早朝3時45分キックオフ。両試合とも通常の視聴は難しい時間帯です。でもABEMAやDAZNの見逃し配信なら翌朝の通勤電車でバッチリ確認できます。
ネタバレを踏む前に再生ボタンを押すコツとしては、試合終了後すぐにSNSの通知をオフにして翌朝の通勤時間まで我慢すること。まるでリアルタイムのような緊張感で、ウェンブリーでのJリーグ組の奮闘を楽しめます。
とくに注目してほしいのは途中出場のシーン。国内組の選手が後半から入ってくる展開になった時、スタジアムの空気がどう変わるか、相手がどう対応するか、その瞬間を見届ける価値は十分あります。Jリーグで観ていた選手がウェンブリーの芝を踏む瞬間、必ず鳥肌が立つはずです。
📺 この試合の視聴・配信情報
両試合ともテレビ放送は調整中。インターネット配信(ABEMA / DAZN)での中継・見逃し配信が有力です。通勤スタジアムでは放送情報が決まり次第、最新記事でお伝えします。
第1〜3弾の記事もあわせてチェックして、欧州遠征を完全攻略しましょう!
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